NISAで何を買えばいいかわからない・・・!?100点を目指さないのがよい

資産形成コラム

以前、「NISAキャンセル界隈」について書きました。

口座を作ったけど、まだ何も買っていない人たちのことです。

投資しない理由として多いのが、「投資の方法がよくわからない」ということのようです。

その気持ち、すごくわかります、最初の一歩って怖いですよね。

-何を買えばいいのか。
-いつ買えばいいのか。
-損したらどうするのか。
-もっと勉強してからの方がいいのか。

考え始めると、なかなか動けなくなりますよね。

結論から言うと

まず候補にするのはこの2本です。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

どちらか1本を、生活に無理のない金額で毎月積み立てる。

初心者が最初に始めるなら、これだけでもかなりシンプルです。

難しい分析も、個別銘柄選びも、毎日の株価チェックも不要です。

もちろん、この2本だけが唯一の正解というわけではありません。

ただ、迷いすぎて何も始められないなら、まずは低コストで分散された代表的なインデックスファンドから考えるのが現実的だと思います。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスなんかも私は購入しています。これはオルカンから日本と新興国を除いた投資信託です。

この2本を候補にしやすい理由

まず、この2本の基本情報を整理します。

項目オルカンS&P500
正式名称eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
投資対象日本を含む先進国・新興国の株式米国の主要大型株
連動対象MSCI、円換算ベースS&P500、円換算ベース
信託報酬年0.057%税込年0.081%税込
純資産総額約13.4兆円約12.7兆円
米国株の比率6割前後100%

どちらも三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim」シリーズです。

eMAXIS Slimシリーズは、業界最低水準の運用コストを目指す方針を掲げているシリーズです。

長期投資では、このコストの低さがかなり重要です。

信託報酬が年0.1%違うだけでも、30年、40年と続ければ差が出ます。

もちろん、コストだけでファンドを選べばいいわけではありません。

投資対象、純資産総額、運用実績、運用会社、指数との連動性なども大事です。

その点で、オルカンとS&P500は、初心者が最初に候補にしやすい代表的な商品だと思っています。

オルカンとS&P500、どちらを選ぶか

正直どちらでも大きな間違いではないと思っています。

オルカンの中身も、6割前後は米国株です。

「全世界に分散」と言いつつ、実態としては米国株の影響をかなり受けます。

S&P500との差は、ざっくり言えば「米国以外にも分散するかどうか」です。

過去のパフォーマンスだけを見ると、S&P500がオルカンを上回ってきた時期が長くありました。

ただし、将来もそうなるとは限りません。

米国株が強い時代が続くかもしれませんし、米国以外の地域が見直される時代が来るかもしれません。

為替もあります。

ドル高・円安が続けば米国株は円換算で有利に見えますし、円高に戻れば逆風になります。

将来どちらが勝つかは、誰にもわかりません。

世界全体に分散しておけば、どの国が勝つかを当てにいく必要がありません。

いくらから始めればいいか

金額は、無理のない範囲がよいです。無理をするとNISA貧乏になってしまいます。。

ネット証券などでは、月100円、月1,000円といった少額から積み立てられる場合もあります。

「少額では意味がない」と思う方もいるかもしれませんが、大事なのは、金額よりも習慣です。

含み損が出たらどうするか

積み立てを続けていると、必ず含み損が出る局面があります。

コロナショック、2024年の急落、、。

私自身も、何度も含み損を経験しています。

最初に含み損を見ると、本当に不安になります。

「やっぱり投資なんてやらなければよかった」

そう思う気持ちもわかります。

ただ、長期積立で大事なのは、下がったからといってすぐにやめないことです。

価格が下がったときは、同じ金額で多くの口数を買えるタイミングでもあります。

これが積立投資の良いところです。

もちろん、生活費が苦しいのに無理して続ける必要はありません。

投資額が大きすぎるなら、減額してもいいと思いますし、一時的に止める選択肢もあります。

ただ、含み損が出たから怖くなって全部売る、という判断は慎重にした方がいいと思います。

投資を始める前に決めた目的や期間を、もう一度確認したいところです。

まとめ・・・80点で始める勇気が大事

N投資は、勉強すれば100点が取れるものではありません。

どの銘柄が上がるか。
いつ相場が下がるか。
為替がどう動くか。

どれだけ時間をかけて調べても、誰にも正確にはわかりません。

テストと違って、完璧な答えは存在しないんですよね。

だからこそ、

「もう少し勉強してから始めよう」

という考え方が、一番もったいない場合があります。

勉強を続けている間も、時間は過ぎていきます。

複利の恩恵を受けられる期間が、静かに短くなっていきます。

オルカンやS&P500といった全世界の成長にベッドする銘柄に生活に無理のない金額で毎月積み立てる。

これは100点の答えではないかもしれません。

でも、80点の答えとしては十分だと思っています。

80点で始めた人と、100点を目指して始められなかった人。

10年後、20年後に大きな差が生まれる可能性があります。

まずは少額でも、自分の生活に支障が出ない金額で、積立設定をしてみる。

100点を目指さず80点で始める勇気が、長期投資で一番大事なことだと思っています。

※本記事は個人の考察であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資には元本割れリスクがあります。ご自身の生活資金やリスク許容度を踏まえて判断してください。。